武蔵の鋭い筆致も鮮やかな、真言宗の研究室
  東寺一山の勧学院(かんがくいん、大学の研究室にあたる場所)で、質、量ともに日本最高といわれる密教関係書物が所蔵されています。
ひと際落ち着いた佇まいを見せる東寺第一の塔頭(たっちゅう、寺院に建てられた小院)には、かつて剣豪・宮本武蔵が3年間身を隠したといわれます。
国宝に指定されている客殿は桃山時代の書院造り(近世の住宅様式)で、床の間に掛けられた「鷲図」(わしず)や襖絵の「竹林図」は宮本武蔵が描いたものです。この客殿から臨む「五大の庭」(ごだいのにわ)には五大虚空蔵菩薩像(ごだいこくぞうぼさつぞう)を表す五つ石が配され、弘法大師空海が唐の長安から帰国した際の様子を表現しているといわれます。
また、本堂の北側には茶室「楓泉観」(ふうせんかん)があり、鹿威し(ししおどし)や石灯籠、季節の花々とともに静かで落ち着いた空間をつくり上げています。
   
 
●観智院の公開期間
春期特別公開: 3月20日〜5月25日
秋期特別公開: 9月20日〜11月25日
(会期中は無休です)
観智院の公開は、特別公開などの会期中に限られますので、ご注意ください。
観智院
観智院
観智院
観智院
五大の庭   四方正面の庭   楓泉観
五大の庭   四方正面の庭   楓泉観
 
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