三澤 慶 Kei Misawa (トランペット)

<公演後コメント>
この度は、ローム ミュージック フェスティバルにおいて、“ローム出身”の素晴らしいプレイヤーの皆さん、そして、西村まさ彦さんと「兵士の物語」を共演させていただきましたこと、とても光栄であり、刺激的でありました。西村まさ彦さんの豊かな表現力での語りを中心とした、シュールレアリズムの世界をお客様と共に楽しませていただきました。また、他会場でも錚々たる方々が名を連ね、魅力的なコンサートが次々と行われ、また会場の屋外ステージでは、さらに若々しい吹奏楽プレイヤーの演奏、と本フェスティバルの目眩く醍醐味に、また、名だたる音楽家一人ひとりが皆“ローム出身”であることに、改めて驚きを禁じ得ません。長年のローム ミュージック ファンデーション様の活動が今こうして、日本の音楽文化の発展のための人材育成の成功として実を結んでいることに、大きな尊敬と感謝を感じております。ローム ミュージック ファンデーション様の今後の更なるご発展を、尊敬、感謝の念とともに祈念したします。

<出演にあたってのコメント>
今回、京都での「兵士の物語」に参加させていただくこと、とても感謝しています。その理由はまず第1に本作がなかなか演奏する機会の少ないユニークな名作であること、そして何より今をときめくトッププレーヤーの皆さんと共演できることです。
この作品は革命、戦争、といった激動の「時代」抜きには語れません。そして、作品の初演からちょうど100年を経た日本の古都・京都で、「時代」に想いを馳せながら、感謝を込めてお客さまに「時代」の生んだ名作をお届けいたしたいと思います。