宮里 直樹 Naoki Miyasato (テノール/ピンカートン)

<公演後コメント>
この度は、ローム ミュージック フェスティバル 2018に参加させていただき、ありがとうございました。まず演奏と映像を合わせるという想像を遥かに超えた演出にとても驚きました。蝶々さんがピンカートンを待って月日が流れて行く様を、満開だった桜の花びらが散っていき、四季の流れを表すとともに、蝶々さんの心の悲しさや寂しさを巧みに表していて、とても感動的な演出でした。公演時間の関係上オペラを一本上演することが不可能だったので、語りで説明を入れながらの進行だったのですが、それも素晴らしい語り手の朝岡さんのお陰で、まるで一本上演したかのような素晴らしい公演になりました。下野マエストロを筆頭にキャストメンバーもとても豪華で、そのなかで歌えて本当に幸せでした。ローム ミュージック ファンデーション様には、助成後もまたこうして素敵なコンサートに呼び戻して演奏の場を設けてくださることに、感謝することと同時に真摯な姿勢で音楽をつくって行かなければいけないなと改めて感じました。演奏技術もさることながら、人としての器をしっかりと大きくしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

<出演にあたってのコメント>
この度はローム ミュージック ファンデーション開催の素晴らしいフェスティバルコンサートに参加させていただきありがとうございます。2015年度に奨学生としてお世話になり、初のロームシアター京都での公演で、とても楽しみにしております。演目は僕の二期会デビューとなりました《蝶々夫人》で、またピンカートン役をやらせていただきますこと、心から感謝しております。
素敵な公演になるよう、しっかりと演奏させていただきます!どうぞよろしくお願いいたします。