奨学生レポート RMFレポート インタビュー

中間レポート(藤原秀章さん)

藤原 秀章さん/Mr.Hideaki Fujiwara
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2018.03.16 ]

学校名:東京藝術大学大学院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の藤原秀章です。
今年度、ロームミュージックファンデーションの奨学生に選んでいただけたことにより、2017年は今までとは比べ物にならない、素晴らしく充実した年を送ることができました。

エリザベートコンクール予選にて

<エリザベートコンクール予選にて>

 

前年までは欧米へ行った経験すら無かったのですが、奨学生に選んでいただくことが決まった直後の5月には、さっそくエリザベート王妃音楽コンクールを受けにベルギーへ行く事が決まりました。

国際コンクールの経験自体初めてだったのですが、このコンクール初めてのチェロ部門ということもあり、世界中のとても優秀な同年代のチェリストが集まりました。

初めての長時間のフライト、初めての海外滞在、ホームステイ、食事ひとつさえも刺激的な経験でした。

何よりも、毎日世界トップレベルの学生たちの素晴らしい演奏を聞いたことは、これからの原動力となりました。

また、コンクール後に観光したパリの街並みが忘れられません。

 

秋には、ルーテスハイムというドイツの南の街で毎年開催されている講習会に参加することができました。

ルーテスハイムは人口の少ない小さな街でしたが、高い建物はなく、道路や一つ一つの家がとてもきれいで、まるでクリスマスケーキの上にいるような可愛らしい町並みでした。

講習会の練習室で割り当てられた教室

<講習会の練習室で割り当てられた教室>

 

講習会にはドイツのあらゆる都市から有名なチェロの先生ばかりが集まり、受講生ももちろんチェロの学生だけという、他には無いチェロに特化した講習会でした。

僕が受講した石坂団十郎先生のレッスンは、音楽的にとても共感できる部分が多く、また、アプローチの仕方も新しい事が多く、とても有意義な時間でした。

また、毎晩レッスンのあとに先生方のコンサートがあり、とても贅沢な時間でした。

そして最終日に開催されたファイナルコンサートでは、受講生の中から数名がソリストとして現地のオーケストラと共演できる機会があり、なんと今回運良くソリストに選んでいただくことができました。

ファイナルコンサートにて

<ファイナルコンサートにて>

 

ヴュルテンベルク・フィルというオーケストラと、講師としてこのアカデミーに来ていた憧れのチェリスト、シュミット先生の指揮との共演でした。

初めての海外の講習会でこのような素晴らしい機会に恵まれたことは、一生の思い出と言えるかもしれません。

コンサートの後は、受講生の皆や先生方とお酒を飲んだり、卓球をしたりと、とても楽しい時間を過ごしました。

英語は全然できませんが、気さくに仲良くしてくれた世界中のチェリストと別れるのは名残惜しかったです。
他にもオーケストラとの共演やリサイタルの機会に恵まれ、充実した1年でした。

これからもますます精進していきたいと思います。

 


数多くの楽器が集まるのではなく、チェロだけが集まることによってより他とは違ったより密度の高い研鑽ができそうですね。ぜひここで得た経験やチャンスを活かしていってください!