奨学生レポート RMFレポート インタビュー

最終レポート(黒川侑さん)

黒川 侑さん/Mr. Yu Kurokawa
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2018.01.12 ]

学校名:エコール・ノルマル音楽院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の黒川侑です。

学校の部屋

<学校の部屋>

 

この9月からパリで勉強を始めていて、新しい土地で暮らすのは大変なことも多いですが、しかし色々な人に色々な面からのアドバイスを受けることで、また新しい視点で発見があり、本当に勉強になっています。

学校としてはレッスンを受けるだけの科ではあるのですが、その他にもマスタークラスに参加したり、色々な魅力的な人に会ったり素晴らしい演奏をたくさん聴いたり、とても充実しています。

特に言語の面で今さらながら、ようやく英語でもリラックスして皆と話せるようになってきて、そうすると僕はもともと人の話を聞くのが好きので、本当に国によっても、人によっても色々な考え方や伝え方があって、大きな刺激になっています。

 

マスタークラスでの景色

<マスタークラスでの景色>

 

またそのように皆と話しをしていると、どこに行っても最終的には皆、物事を感じる、という点においては変わりないんだ、と思いますし、そのことには何かとても励まされるような気がします。

演奏についても、音楽的、技術的なことに関しては本当にまだまだ一歩ずつやっていくしかないと最近特に感じますが、誰かと一緒に弾く時、また自分一人で演奏している時でも、自分の意見を通そうとするのではなくて、そのように話すことと同じようにやっていけば、本当に楽しくできるような気がしますし、何よりその方が良い音楽ができるように思います。

そういったことを感じながら、これまで長い間どうしようか迷っていたところから少しだけ抜けて、今とても僕にとって意味のある勉強ができているように思います。

 

教会での演奏

<教会での演奏>

 
また、これまでどうしても自分の好きな曲でばかりプログラムを組んでいたのですが、すごく苦手な曲とよく弾いている曲の差が極端になってきてしまっていて、それであえて最近は自分では選ばないだろう曲を中心にやっています。

それも最初はかなり大変でしたが、意外にというか、楽しい上に色々な発見があります。

今が僕にとって様々なことに取り組むことができる時期なのかなとも考えていますが、日本ではない場所で暮らすことと同じように、少しずつでも自分の中で新しい発見があることはとても嬉しいことですし、次への目標にもなることです。

こちらで暮らすことで不便なことも色々と(シャワーの修理が遅かったり使った道具が全部そのままだったりお釣りが間違っていたり…)ありますが、これからも様々な場所で、よい経験を吸収して、自分の目標とする、よりよい音楽ができるように引き続き研鑽を積んでいこうと思います。

 


新たな挑戦には勇気がいりますし、根気もいりますよね。 ぜひこれからもその意気で多くのことを学んでいってください。