奨学生レポート RMFレポート インタビュー

中間レポート(上村文乃さん)

上村 文乃さん/Ms. Ayano Kamimura
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2017.12.15 ]

学校名:バーゼル音楽院

ロームミュージックファンデーション奨学生の上村文乃です。

ロームさまにはいつも多大なるご支援をいただき本当に感謝しております。ありがとうございます。

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私は留学生活早4年が経ち、時の流れの速さを感じる毎日です。

私が勉強している場所はスイス・バーゼル!

スイス第3の都市と呼ばれていますが、日本と比べると大分ゆったりとした時間が流れています。

日中は街中に飛び交う鳥のさえずりに心癒され、夜は冷たく澄み切った空気を体に取り込むと、頭の中にあった雑念がすっと消え去っていきます。

 

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<バーゼルの風景>

 

来年で卒業ということもあり、今は卒業試験の準備に勤しんでいます。

私の在籍するバーゼル音楽院のマスターゾリステンという科では、卒業する際ピアノとのリサイタルに加え、プロオーケストラとのコンチェルトの共演が試験課題となっています。

ヨーロッパでオーケストラと共演させていただいたことは何度かありますが、その都度感じることはオーケストラのみなさまが一人一人とても強い意志を持って弾いているということ。

どんなに大きな編成であれ、舞台上の全ての奏者と指揮者が気持ちを一つに出来た時の音が出たときは、何にも代え難い音楽の素晴らしさを真に感じる瞬間であると思います。

 

でも意志が強いとそれだけばらばらになってしまうことも。

リハーサルはとても綿密に組まれ、妥協のない姿勢に本当にその作品をこの世界に産み出す責任を感じます。

 

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<作曲家のカイヤ・サーリアホさんと>

 

また最近は学校の代表として1年に一度行われる現代作品のシンポジウムに参加し、フィンランドに行ってきました。

室内楽作品を創り上げる時間でしたが、クラシックのスタンダードな作品を追求するのとは違った角度で、誰も知らない新しい物質に触れるような感覚で、神経がすり減らされるも、未だ出会ったことのないものを認知していく時間はとても素晴らしいものでした。

 

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<奏法の確認中>

 

モニゲッティ先生に日々楽器の扱い方やロシア的でソリスティックな音楽を教えていただきながら、ヨーロッパで残りの留学生活を有意義に過ごすべく、さまざまなことに興味を持って、より深く音楽を表現出来るよう自分の感覚を磨いていきたいです。

 

いつもありがとうございます。

日々心置きなく充実した時間を過ごす事が出来るのはロームさまのあたたかいご支援のおかげです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 


試験でプロオーケストラとのコンチェルトというのはすごいですね! 充実した環境での勉強はあっという間に過ぎてしまうかと思いますので、悔いの無いようチャレンジしていってください。