奨学生レポート RMFレポート インタビュー

中間レポート(加藤大樹さん)

加藤 大樹/Mr. Daiki Kato
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2017.11.15 ]

学校名:昭和音楽大学大学院 博士後期課程

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の加藤大樹です。
ますます充実した一年を過ごせるよう、精進してまいります。

プレゼンテーション1

今年の4、5月に田中祐子氏の指揮、広島交響楽団との共演で中国地方5都市を巡りチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏しました。

田中さんとの共演は通算10度となり、それも毎回チャイコフスキーの協奏曲(!)という稀有な経験をさせて頂いております。

今回は2年ぶりとなる共演で、予定が決まった時から非常に楽しみな演奏会でした。

 

移動も多くタイトなスケジュールでしたが、田中さんの明るくユーモアにあふれた人柄と、広島交響楽団の皆様の温かなサポートのおかげで全公演を無事に成功させることができました。

私自身、確かな手応えを感じることができる演奏でした。
ありがたいことに来年も共演の機会を頂いているので、さらに磨きをかけた音楽を届けられるよう頑張ります。

 

岩国での最終公演を終えたあと、指揮者の田中祐子さんと舞台上にて<岩国での最終公演を終えたあと舞台上にて>

 

今夏は、うだるような暑さの東京を離れ、自分にとって初めての機会である海外の講習会に参加しました。
7月には中世の趣を残す北イタリアの美しい都市・ブレシアへ。

この地での講習会は約1ヶ月間にわたって開催されており、期間中、著名な教授陣が入れ替わり立ち代わり、それぞれ3~5日間のレッスンを行います。

私はモーツァルテルム音楽大学のパーヴェル・ギリロフ教授のレッスンを受講。

穏やかな時間のながれる街で音楽に没頭する時間を過ごすことができました。

 

生徒コンサート終演後、ギリロフ教授と<生徒コンサート終演後、ギリロフ教授と>

 

8月後半から9月にかけては地中海で2番目に大きな島、サルディーニャ島の都市・カリャリの講習会に参加。

ピアノだけではなく弦・管楽器、声楽のレッスンも同時に開講されており、多くの友人との出会いがありました。

この講習会に参加した人は全員真っ黒に焼けて帰ってくるとの噂通り、年間300日が晴れる島で過ごした10日ほどの間でついたTシャツ跡は今でもくっきりと残っています。
講習会の期間中には生徒コンサートが毎日のように開催されます。

私も4回出演させて頂きましたが、当日に出演を知るどころか、本番の1時間前に知らされることもあり、イタリアらしいオーガナイズによって精神的にも鍛えられました。

 

カリャリ郊外のポエットビーチ<カリャリ郊外のポエットビーチ>

 

今回の講習会の参加を通じ、自分の強みと課題を明確にすることができました。

更なる研鑽を積み、より深みある音楽を奏でられるよう励んでまいります。

 

 


本番の1時間前にコンサートがあることを知らされる…知ったときは生きた心地がしなさそうですね… 音楽活動をする上でよい糧になったのではないでしょうか! ぜひこれからも有意義な学生生活を送ってください。