奨学生レポート RMFレポート インタビュー

この1年を振り返り、次のステップへ。(丸山凪乃さん)

丸山 凪乃さん/Ms.Nagino Maruyama
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2017.09.22 ]

学校名:パリ国立高等音楽院 東京音楽大学付属高校

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の丸山 凪乃です。

私は、ローム ミュージック ファンデーションの奨学金を活かし、ヨーロッパの地で音楽に関わる多くの素晴らしい経験を得ることができました。

2017年9月からは、気持ちも新たにこれまでとは異なる意気込みと挑戦心を強く持ち、ピアニストとして更なる飛躍を目指し、自己研鑽の目標を明確に定め、次に向かって進んでいこうと思っています。

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パリ国立高等音楽院からの依頼を受け、今年の5月、南フランスの港町バニュルスでフランスの作曲家メシアンとドビュッシーの作品を演奏する貴重な機会を得ました。

この地でメシアンが生み出した作品を演奏できたことは、メシアンの孫弟子となる私にとって何より得難い幸福な経験でした。

この地に足を踏み入れることで肌で感じた空気感や、間近に感じたバニュルスの大自然に息づく鳥たちの生命力を、演奏を通して音楽的なイマジネーションに変え、メシアンの音楽の魅力を皆さまへ伝えていきたいと思います。

また、バニュルスに住む人々と深い音楽交流を得ることで、彼らがメシアンを尊敬し深く研究を続けていることを私は知りました。

そして年月を経て受け継がれてきた彼らの思いを今へ、未来へと繋いでいくお手伝いをしたていきたいという思いが高まりました。

メシアンの作品をこの所縁の地で再び演奏したいと、切に願っています。

 

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翌月の6月、大阪国際音楽コンクール事務局からの依頼を受け、アメリカのニューヨークにあるカーネギー・ホールにて開催されたガラ・コンサートに出演してきました。

歴史と伝統あるカーネギー・ホールで演奏できる喜びを胸に、作曲家の想いや作品の魅力を私の演奏を通じてお客様へ少しでも深く感じてもらいたいと願い心を込めて演奏しました。

 

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7月には、名古屋の電気文化会館が主催するリサイタルに出演しました。

「幻想」という言葉をテーマに掲げ、ショパンやシューマンの幻想曲を始め幻想的な曲を様々に取り入れたプログラムとしました。

また、より作品への理解をお客様に伝えるべくプログラムノートにも工夫を凝らし、自分自身もノートの作成を通して演奏する作品とその作曲家への更なる知識を得ることができました。

 

そして8月は、ローム ミュージック ファンデーションのスカラシップ・コンサートと、東京でのリサイタルにも出演しました。

世界で活躍する優れた演奏家の方々と共に、また奨学生としてローム・ミュージックファンデーション スカラシップ・コンサートに出演できたことを、私はとても光栄に思います。
初めて自ら主催した東京でのリサイタルでは、多くの方に助けていただきながら、私が伝えたいこと、感じて欲しいことを、できる限り多く、できる限りストレートに、お客様の心に届けたいという想いを重視して挑みました。

この1年で私にとって特に思い出深い演奏会をご紹介させていただきました。聴いてくださった方への感謝の気持ちを胸に、これからも演奏会を一つ一つ大切に作り上げていきたいです。

 

 


先日はスカラシップコンサートでの演奏、お疲れさまでした! カーネギーホールでの演奏をはじめ、多くの演奏機会が丸山さんの糧になっているようですね。ぜひこれからも貪欲にチャレンジしていってください!