奨学生レポート RMFレポート インタビュー

ワイマールより(林佑子さん)

林 佑子さん/Ms.Yuko Hayashi
(専攻楽器ソプラノ/soprano)

[ 2017.03.31 ]

学校名:フランツリスト・ワイマール音楽大学大学院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の林 佑子です。

私は、現在、ゲーテ、シラーなどのロマン主義の詩人やバッハ、リストなどの音楽家が活躍した街、ドイツ、ワイマールで留学生生活を送っています。

終演後、指揮者のジョン・バット先生と

<終演後、指揮者のジョン・バット先生と>

 

ワイマールは、古くから発展した落ち着いた伝統ある街で、学業に集中するには最適なところです。

私は、2016年4月よりこの街にあるフランツリスト・ワイマール音楽大学大学院オペラ声楽科にて学んでいます。

学校に入ったばかりの頃は、授業での専門的なドイツ語が理解できず、何をするにも時間がかかり、そんな自分に悔しい想いをすることもありましたが、たくさんの方々に助けられ、今はそうした苦難も乗り越え、毎日を楽しく有意義に学んでいます。

 

フランツリスト・ワイマール音楽大学本校舎

 

<フランツリスト・ワイマール音楽大学本校舎>

 

学校でのほとんどの授業は、ベルヴェデーレ宮殿の隣に建っている声楽科の校舎ベートーヴェンハウスで行われます。

私は週2回の声楽レッスンの他、コレペティレッスン、舞台言語、ドイツ語演劇、演技演習など、歌手として必要な力を身に付けるための授業を受けています。

師事している先生はロシア人のランスコイ教授。

1ゼメスター目は毎回テクニックの緻密な練習の繰り返しばかりでした。

いつになったらレパートリーを歌わせてもらえるのかと辛く感じたこともありましたが、そうした基礎練習により今では発声が随分安定し、これからどんどんオーディション等に挑戦していこうと意気込んでいます。

毎日自分の知らないことや出来ないことに出会い、試行錯誤していく中で、新しい自分の声やアイデアを見いだしながらワクワクした日々を過ごしています。

 

Herderkircheでのコンサートの様子

 

<Herderkircheでのコンサートの様子>

 

今ゼメスターでは、昨年の11月にチューリンゲン州バッハウィークのプロジェクトでバッハとグラウプナーのカンタータのソリストとして選んでいただき、バッハ演奏のスペシャリストであるジョン・バット氏と共に演奏させていただきました。

バッハが生きた街で彼の作った曲を歌える喜びをしっかりと噛みしめながら歌わせていただきました。

また、2月上旬には、ワイマール・ハレにてフンパーディンクの歌劇『王の子供たち』に出演が決まっています。先日オーケストラとの稽古がスタートしました。ドイツで初めてのオペラへの参加。どんな公演になるのでしょうか。

しっかり準備をして心を込めて歌いたいと思います。

 

私のドイツ留学生活も漸く自分の描いてきた軌道に乗ってきたように思います。

ご支援のお蔭でこの様なフィールドに立つチャンスを頂き、感謝でいっぱいです。

今年は自分のステップアップを図るためにもコンクール等にも挑戦し、その中で音楽と真正面から向き合い、自分の目標である多彩な表現で人の心を動かすことのできる歌手に少しでも近づけるように日々精進してまいりたいと思います。

 

 


留学生活が軌道に乗ってきたようでなによりです。 これからオーディションも積極的に受けていくとのことですので、素晴らしいチャンスをとれるよう頑張ってください!