奨学生レポート RMFレポート インタビュー

大好きな街で(務川慧悟さん)

務川 慧悟/Mr. Keigo Mukawa
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2016.06.20 ]

学校名:パリ国立高等音楽院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の務川慧悟です。
大好きなパリの街での留学生活が始まってから、約1年と半年が経ち、その街の多彩な魅力に、ますます惹かれるようになりつつあります。

2月には、秋山和慶先生・中部フィルの皆さまとラフマニノフの2番を演奏しました

<2月には、秋山和慶先生・中部フィルの皆さまとラフマニノフの2番を演奏しました>


留学生活を始めたばかりの頃、生活習慣と文化の違いへの戸惑いに、語学面での苦労も重なり、ホームシックに陥ることもしばしばでしたが、留学生活2年目が始まった頃から、その苦労は、次第にこの街に対する愛着へと変わり、またフランス語にもようやく慣れ、ここ最近はじっくりと腰を据え、非常に濃く充実した勉強をできているという実感があります。

自分の演奏にもたらされた変化と成長も、わずかながら実感できつつあります。

 

音楽院にて、フランク・ブラレイ先生、上田晴子先生と

<音楽院にて、フランク・ブラレイ先生、上田晴子先生と>

今僕が在籍しているのは、パリ国立高等音楽院の「第一課程」。日本の大学で言う学士課程のことで、そこでは、師フランク・ブラレイ教授のレッスンと、そのアシスタント上田晴子先生の毎週の実技レッスンに加え、和声や音楽史、アナリーゼ等、音楽理論の授業の数々もフランス人のクラスに混ざりながら受けることとなります。

実技のレッスンにおいて先生方の与えて下さるアイディア、豊富な経験をもとに下さる的確で柔軟なアドヴァイスの数々には常に驚かされ、レッスンを受けながらいつも感動の連続です。

と共に、レッスン以外で受ける授業も、それぞれ非常に刺激的で、ヨーロッパの考え方を経験的に理解するための素晴らしい機会。音楽院では、本当に無駄な時間のない充実した毎日を過ごしています。
音楽院外での日常生活はと言うと、これもまた驚きと発見の連続で、パリの街ならではの多様な文化・習慣に日々触れ、また多くの心優しいフランス人と知り合うことが、僕の心を豊かにし多くのインスピレーションを与えてくれます。
最近の僕にとっての留学生活に置ける大きな目標の一つが、生活そのものを常に楽しみ味わうということ。

パリで関わることのできる全ての人、文化、芸術、食と、空気に、僕の演奏の肥やしとなってくれる様々な魅力が含まれていることを、最近強く感じるようになったからです。

 

アヴィニョンのサロンで演奏させて頂いた時の様子

<ヴィニョンのサロンで演奏させて頂いた時の様子>

 

さて、今年は、既に日本では4つのコンチェルトや室内楽の演奏会、またフランスのとあるサロンではソロのリサイタルをさせて頂いたりと、有難いことに非常に忙しい日々を過ごし、今の自分にとって必要な多くのことに挑戦することができています。

学びの歩みの速度を決して緩めることなく、心置きなく様々なことに挑戦することができているのは、貴社の温かいご支援の賜物であり、心より感謝しております。

今後も、まだ僕の知らない多くのことを貪欲に吸収することを常に目標に置き、この恵まれた環境にて生活できることに感謝しながら、日々の生活を充分に味わいつつ充実した勉強を続けてゆきたいです。

 

 


大変なことも多いかと思いますが、仰るように全て糧になると思います。ぜひ多くのことを経験してください!