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充実の留学生活(三井静さん)

三井 静/Mr. Shizuka Mitsui
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2016.06.6 ]

学校名:ザルツブルグ モーツァルテウム大学

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の三井静です。いつもご支援をしていただきありがとうございます。

僕はザルツブルクに留学して2年目になるのですが、ようやく生活にも慣れ充実した音楽生活を送っています。

ザルツブルクといえばモーツァルトの生まれ育った街として有名ですが、昨年の10月に僕の通うモーツァルテウム大学の学長と学生代表としてキューバに演奏旅行にいかせていただきました。

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 <キューバでの演奏会にて>

 


モーツァルトinキューバという音楽祭で、ルノー・カプソンやクレメンス・ハーゲン等、著名な演奏家の演奏を聴くことができ、また自分もピアノカルテットの1.2番の演奏会に参加しました。

正直キューバはまだ社会全体が発展してるとは言いがたく、クラシック音楽を聴けることはまだほぼない状況の中、聴衆の熱気と演奏者の情熱から改めてモーツァルトの偉大さを感じました。

モーツァルテウム大学の良さは教授陣が本当にモーツァルトをリスペクトし研究を続けていることだと思っているので、これから室内楽などを通じて勉強していけたらという気持ちが強くなりました。

 

もちろん演奏面での技術向上も視野にいれて勉強をしているのですが、11月にはイタリアのベルガモでピアッティ国際チェロフェスティバルに参加する幸運に恵まれ、ピアッティのカプリス全曲を含む無伴奏リサイタルをさせていただきました。

名前からしてピアッティホール、入り口の正面にはピアッティの肖像画が飾られているホールでカプリス全曲を弾くのはチェリストの僕にとってとてもとても貴重な経験になりました。

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<リサイタルのチラシ>

 

12月にはモーツァルテウム大学教授陣と生徒選抜によるチェロアンサンブルコンサートがありました。
日本でも何度も経験し、大好きなチェロアンサンブルをヨーロッパで出来たことは本当に嬉しかったです。
そして、教授陣の上手さと自分の未熟さにびっくりし年末は練習を少し頑張った記憶があります。笑

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<チェロアンサンブルのコンサート>

 

今年度変わった事といえば師匠にロシアのメソードも取り入れた方がいいと勧められた事もあり、イタリアでナタリア・グートマンにも来夏にかけて師事しています。
オーストリアからの往復は16時間ほどかかり大変ですが、寝台列車に揺られながらインスピレーションを貰いにいこう!と気合いで通っています。
とにかくハードなロシア式のレッスンは比較的優しい先生についてきた僕には恐怖の連続です。。。

そして今はピアノとのデュオに専念しており、毎晩ソナタの楽譜とにらめっこし、ピアニストと試行錯誤しながらアンサンブルや音楽作りをしています。
日本にいた頃にはここまで一音一音考える事はなく、いまは練習していると作曲家の頭の中を覗いてるような気分になれてとても楽しいです。
ヨーロッパでいう上半期は終わってしまいましたが、後半期も充実した毎日が送れるよう日々努力していきたいです!

 

 


すばらしい経験ができているようですね。8月のスカラシップコンサートでの演奏を期待してます!