奨学生レポート RMFレポート インタビュー

留学中の貴重な経験(加藤麻衣さん)

加藤麻衣さん/Ms. Mai Kato
(専攻楽器ソプラノ/soprano)

[ 2016.01.22 ]

学校名:ハンブルク音楽院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の加藤麻衣です。

短い夏があっという間に過ぎてサマータイムも終わり、夜の時間が徐々に長くなってきました。冬はもう、すぐそこまできています。(2015年10月)

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<修了コンサート後、エディト・マティス氏と受講生達と。>

 

昨年の10月から始まった奨学生期間が終わりました。

長い様であっという間の1年間でした。

その間に現地での学び、体験、そして人間関係の広がりと、有意義な留学生活を送れたことは、一重にロームミュージックファンデーション様のご支援なくては実現できなかった事ですので、心から感謝しております。

 

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<リューベックの街並み>

 

留学生活で色々な体験をさせていただきました。

特に忘れられない事の一つは、今年の夏、ハンブルクから電車で45分の所にある世界遺産都市リューベックで行われたマスタークラスです。

これはシュレースヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭の一環で毎年世界各国から著名な教授陣を招き、オーディションで選ばれた若い音楽家達が受講するマスタークラスです。

今年は声楽は2つのマスタークラスが開催され、幸いにも両方のマスタークラスを受講する事ができました。

それぞれ約1週間ずつ毎日公開レッスンと、日によって非公開のレッスンが行われ、2週間リューベックに滞在しながら多くの事を学ぶ事ができました。

 

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<マスタークラスの広告>

 

1週目はマルグリート・ホーニヒ氏のマスタークラスで身体の使い方と呼吸法を主に学び、2週目は世界的なソプラノ歌手のエディト・マティス氏のマスタークラスでモーツァルト作品を中心に音楽的解釈と表現法を中心に学びました。

特にマティス氏は以前から私にとって憧れの歌手の一人でしたので、お会いできるだけでも感動でしたが、初日のレッスンの後に、「今回あなたにレッスンする事ができてとても嬉しいです。」という言葉をかけて頂き、とても感激しました。

また他の世界各国から集まった受講生のレベルの高さにも良い刺激を受け、彼らのレッスンを聴講し客観的に発声法、音楽的な事等多くの事を学ぶ事もできました。マティス氏のマスタークラスの最終日には修了コンサートが行われました。

受講生の中から出演者として選んで頂き、同時に開催されていたヴァイオリンのマスタークラスの受講生とアンサンブルでモーツァルトの作品を歌わせて頂きました。

会場には一般の多くの聴衆がいらしていて、大盛況の演奏会となり、このような場で演奏させて頂けた事も大変良い経験になりました。

後日、この演奏会の批評がリューベックの地元サイトに載り、”素晴らしい歌手陣の中で日本人の加藤麻衣が群を抜いていた。”という大変励みになる批評を書いていただき、一つの自信にもなりました。

 

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<マルグリート・ホーニヒマスター氏クラスの受講生達との最終日の打ち上げで。>

 

まだ自分の中で不足している所、更に磨いていかなければいけない所と課題は尽きませんが、この留学で経験させて頂いた一つ一つが今後の大きな糧となる、と強く確信しています。

そしてこれからも学びを続け、心を込めて、聴いて下さる方の心に音楽を届けられる歌い手を目指して歩んでいきたいと思います。

ありがとうございました。

 

 

 


海外での素晴らしい評価、おめでとうございます!奨学生のみなさんが活躍されるのはローム ミュージック ファンデーションにとっても嬉しい限りです。今後もがんばってください!