奨学生レポート RMFレポート インタビュー

2年間を振り返って(岡本侑也さん)

岡本 侑也さん/Mr.Yuya Okamoto
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2016.01.5 ]

学校名:ミュンヘン音楽大学

ロームミュージックファンデーション奨学生の岡本侑也です。
記録的な猛暑となったミュンヘンの夏も過ぎ、だんだんと秋が深まってまいりました。つい先日夏時間から冬時間に切り替わり、かすかな時差ぼけに見舞われているところです。(2015年11月)

ヤン先生とのデュオ

<ヤン先生とのデュオ>

お陰様で、この10月からミュンヘン音大での学部3年生になりました。

Wen-Sinn Yang先生の下で、昨年に引き続き楽譜を通して作曲家からのメッセージを読み取っていく毎日を送っています。

楽曲のキャラクターや和音に見合った音色の探求や、和声進行や楽譜に沿ったアーティキュレーションからどのようにフレーズを構築していくか等々、様々な観点から曲にスポットを当て、自分の演奏を常に自由に保つことを学んでいます。

 

音大前の大通り

<音大前の大通り>

 

今年の3月には、新日鐡住金音楽賞フレッシュアーティスト賞をいただき、これまでの演奏をこのような形で評価していただけたことが大変嬉しく、身にあまる思いでした。

これからもより一層気を引き締めて、皆様のご期待に応えることができるよう、精進していきたいと思います。

 

この夏にはミュンヘン音大の学部生の山場とも言える必修科目の一連の試験があり、音楽理論、音楽史、そしてミュンヘン音大では試験の難易度の高さで有名な楽式論、などの試験を受けました。

音大に入って初めての試験だったので、教科によっては範囲が2年分という気が遠くなるような膨大な量でしたが、お陰様で全ての試験を無事終えて合格できました。

必修科目はこの試験で修了したので、学部が終わるまでのこの先約2年間は、いよいよ自由に実技に時間を費やすことができます。

この必修科目の勉強で得た様々なマテリアルを演奏に生かし応用することができるよう、よりじっくり、丁寧にチェロと音楽と向き合っていきたいと思います。

 

振り返ってみますとこの2年間は、ミュンヘンやヨーロッパ各地のマスタークラスそして演奏会などで沢山の大切な出会いがあり、本当に貴重な時間を過ごさせていただきました。

様々な先生から色々な視点でアドバイスをいただくことや、同世代の音楽家の方々の演奏に触れることは、自分にとって計り知れない刺激となり、モチベーションが高まります。これからも自分の勉強している街に限らず、世界各地に出向いて、常にオープンな心で自分の目指す演奏に必要なことを吸収していきたいなと思います。

 

ライトアップされた歌劇場

<ライトアップされた歌劇場>

 

ちょうど留学生活が始まった2年前からローム様の多大なご支援をいただき、自分の実技に思い切り没頭できる環境の中で勉強させていただけたことに、心から感謝申し上げます。
あと数年間はまだドイツにて勉強を続けたいと思っておりますが、少しでも多くのことをこの地で勉強して、より多くの方に音楽の魅力そして素晴らしさを伝えることができるよう、より豊かでスケールの大きい演奏を目指していきたいと思います。
最後になりましたが、ロームミュージックファンデーションの皆様、この2年間本当にありがとうございました。

 

 

 


大変な試験のようですね…お疲れ様です!ぜひ学んだことを活かしてこれからもがんばってください。