奨学生レポート RMFレポート インタビュー

中間レポート(坪井夏美さん)

坪井 夏美さん/Ms. Natsumi Tsuboi
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2015.11.11 ]

学校名:東京藝術大学

ロームミュージックファンデーション奨学生の坪井夏美です。

いつもご支援いただき、ありがとうございます。

大学4年生になった今年度は様々な場所で、たくさんの方と演奏する機会を頂き、大変刺激的で充実した半年間を過ごすことが出来ました。

スライド3

 

5月に参加させて頂いた「宮崎国際音楽祭」では、尊敬する先生や先輩方と一緒にオーケストラで演奏させて頂き、また国内外からいらした素晴らしい演奏家の方々の音楽に間近で触れる事が出来て、音楽が溢れる夢のような10日間を過ごすことができました。

どのコンサートも満員のお客様、街を歩けば音楽祭の旗がたくさん掲げてあり、楽器を持ってお店に入れば「音楽祭の方?」と声をかけてくださる、そんな地域の方々と一体化している音楽祭の温かい空気感もこの音楽祭の素敵なところだと感じました。

 

スライド1 <2nd ヴァイオリン>

 

また6月にはニュージーランドで開催されました「マイケルヒル国際ヴァイオリンコンクール2015」に挑戦しました。

ニュージーランドは豊かで美しい自然が残るとても素晴らしい国です。

今回のコンクールでは日本人出場者は私一人でしたが、家族のように寄り添ってくださったホストファミリーやそれぞれのコンテスタントについてくださったスポンサー企業の方々の温かいサポートのお蔭で、とてもリラックスした気持ちでコンクールに集中することが出来ました。

結果は第4位。悔しい思いもありましたが、初めて国際コンクールで賞を頂けたことは今後の大きな励みになり、これからより一層精進していきたいと決意も新たにしました。

 

スライド3 スライド2 スライド4<Millbrook>

コンクールが終わり、7月には芸大モーニングコンサートで指揮の高関先生と芸大フィルハーモニーの方々とショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏させていただきました。

この曲は幼い頃に初めて聴いたときから、いつかオーケストラと一緒に弾きたい!という強い思いがありましたので、高関先生の素晴らしい指揮のもと、大学生活最後の年に演奏することが叶い本当に嬉しかったです。

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7月後半には小澤征爾先生主催の「奥志賀室内楽アカデミー」に参加し、10日間カルテットと弦楽合奏に取り組むことが出来ました。

カルテットでは中国や台湾から来た人達と、ベートーヴェンの8番「ハープ」の1,2楽章に取り組みました。

毎日、原田貞夫先生、川本嘉子先生、ジュリアンズルマン先生の熱心で細やかなご指導を受けることが出来て大変充実した時間を過ごすことが出来ました。

また、アカデミーの後半に始まった弦楽合奏では、ホルベルグ組曲とベートーヴェン弦楽四重奏曲16番3楽章の弦楽合奏版を小澤先生指揮のもと勉強しました。

小澤先生の妥協のない「音」、「和声」へのこだわりや全身から溢れ出る音楽の豊かさに触れることが出来て、感動で胸がいっぱいになりました。

残念ながら、森の音楽堂や東京オペラシティでの演奏会では小澤先生が体調を崩され共演は叶いませんでしたが、ご指導くださった先生方が合奏に入ってくださり、ホルベルク組曲を演奏、音楽への情熱や想いが爆発するような熱い演奏になり、生涯忘れられない感動的な瞬間になりました。

 

このような素晴らしい環境で勉強をさせていただけますことに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも精一杯精進していきたいと思います。

 

 

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コンクールは惜しかったですね。ぜひこの経験を活かして頑張ってください!