奨学生レポート RMFレポート インタビュー

今冬の出来事、そしてこれから(岡本侑也さん)

岡本 侑也さん/Mr.Yuya Okamoto
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2015.06.15 ]

学校名:ミュンヘン音楽大学

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の岡本侑也です。
いつも多大なるご支援をいただき、本当にありがとうございます。

音大前の広場にて

<音大前の広場にて>

 

昨年の秋から、ミュンヘン音大での学部の2年目がスタートしました。

ミュンヘンに引っ越してからちょうど1年半を迎えますが、お陰様で変わりなく日々の練習や学業などに没頭しています。音大での授業やプロジェクトなども大変充実しており、多方面から刺激をいただき、ひたすら自分の理想の音楽を求めていことのできる環境の中で勉強させていただけることを、心から感謝申し上げます。

また、留学してからミュンヘンだけに限らず、ヨーロッパ各地の講習会などで沢山の出会いがあり、その度に触発されたり、良い刺激をいただいております。

今後も色々なマスタークラスやコンクールに出向いて、常に視野を広い世界に向けていきたいと思います。

 

Ceruti作のチェロ

<Ceruti作のチェロ>

 

昨年11月末から、オーディションを経てミュンヘン音大所有のEnrico Ceruti作 (19世紀イタリア) のチェロを貸していただけることになり、ついに9年間近く弾き続けてきた自分の楽器からしばらく離れることとなりました。

音質そのものや、低音域から高音域までの鳴り方のバランス、音と音との響きのつながり方がとてもよく、このような楽器を弾く機会をいただき、大変有難く思います。

今まで使い続けてきた自分のチェロでの弾き方が体に染みついているので、それを払拭することがなかなか難しく、楽器自体の性格を一から理解していかなければなりませんが、新しく弾く楽器のための最適な奏法を見つけることは、日々とても勉強になります。

楽器の音色の良さを励みに、これからもっとこのチェロに寄り添うことができたらと思います。

ミュンヘン音大に在学している間はこの楽器を弾かせていただくことができるので、留学中の一つの大事な経験になると思います。
1年前のミュンヘンは暖冬で過ごしやすく、温暖化の心配さえしてしまうものでしたが、今年は大変厳しい寒さが続き、常に分厚く雪が積もっていました。

それ故に室内と外気の温度差や乾燥も激しく、楽器のメンテナンスがとても困難で、音にも反映してしまうトラブルが起きやすくなり、四苦八苦することがありました。

今年の冬は例年に比べて、楽器職人の方にも楽器の調整などでお世話になりました。

今月頃から少しずつ寒さが和らぎ、時折日差しも暖かく感じることがありますが、もうしばらくは楽器共々冬の気候に耐え忍ぶ日々が続きそうです。

 

音大のメインホール

<音大のメインホール>

 

この3月より夏ゼメスタが始まりましたが、今年の夏には、いよいよ(2年目にして)初めての実技試験および一連の学科試験が行われます。

本格的な試験シーズンにすでに少しずつ周りの緊張感も高まっていますが、試験以外のコンサートための練習と並行して、着実に取り組みたいと思っております。

ミュンヘン音大で勉強できることを最大限に生かして、これからの留学生活も充実したものになるように、毎日大切に過ごしていきたいと思います。また半年後に近況報告させていただきます。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

レッスン中の様子

<レッスン中の様子>

 

 


歴史のある楽器を使えるようになったとのこと、素晴らしいですね。8月のスカラシップコンサートも楽しみにしています!