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コンサート・オルガニストとして、学生として(福本茉莉さん)

福本 茉莉さん/Ms.Mari Fukumoto
(専攻楽器オルガン/organ)

[ 2015.06.5 ]

学校名:ハンブルク音楽演劇大学

ロームミュージックファンデーション奨学生の福本茉莉です。

奨学生として非常に大きなご支援を賜わり、変わらず自分の夢に向かって邁進できておりますこと、心より感謝申し上げます。

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私は、現在ドイツのハンブルクにてWolfgang Zerer先生のもとで四年目の留学生活を過ごしております。

数多くの歴史的名器に触れられる環境は、ハンブルクならではの贅沢といえましょう。

 

私はハンブルク音楽演劇大学の大学院を修了後、引き続きオルガンの国家演奏家資格取得課程に在籍、また、この10月からは更なる挑戦として、新たに同大学教会音楽科にも在籍し、ダブル・メジャーの慌ただしい日々を過ごしております。

ドイツ音楽の中枢を担ってきた伝統の中に、こうして今身を置いていること、何だか少し不思議な気持ちがいたします。

指揮、声楽、合唱、ピアノ、即興演奏から神学、典礼学、賛美歌学などの授業に追われ、音出しが許される朝一から大学が閉まる時間まで、ほぼ丸一日大学校舎に缶詰めで、三食とも学内で済ますという、まさに勉強漬けの日々は、とにかく刺激に溢れ、今までにない新たな視点を私に与えてくれます。

 

週末や休暇時にはこれまで通りコンサート・オルガニストとして演奏に出かけるため、飛ぶように時間は過ぎていきます。

知らない街に一人降り立ち、人々と知り合い、コンサートの後に語り合うという時間も大好きですが、昨年は沢山の友人がいるスイスのバーゼルでも演奏でき、久しぶりの再会など、演奏旅行はとても温かい素敵な時間となりました。

 

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昨年、南ドイツ及びイタリア・バロックという新たなレパートリーの開拓を目指し参加した、二つのイタリアの国際コンクール共に優勝させて頂き、これまでドイツをメインに展開しておりました演奏活動が、イタリアとオーストリアにも足がかりができることになりました。

また、デンマークにも今春初めて演奏に伺う予定です。

まだ学生という身分ではありますが、昨年のCD発売やラジオ録音など、演奏家としての音楽活動が充実していることは、何よりの幸せといえましょう。

 

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ドイツでオルガニストとしてキャリアを積むためには、教会音楽家資格を持つことが前提条件となります。

私は普通の逆で、先にコンクールや演奏活動が充実したため、教会音楽をその補完として勉強することになりました。

どこまで食らいついていけるか、必死の勉強の日々が続きますが、更なる夢の実現のため、精力的な演奏活動と両立させ、ますます貪欲に学んで参ります。

 

 


学生としての勉強、コンサートオルガニストとしての活動、どちらもお忙しそうですね。 大変かとは思いますが、この経験は今後の活動の素晴らしい糧になることは間違いないと思います。 お身体に気をつけてこれからもがんばってください!