奨学生レポート RMFレポート インタビュー

レポート(米津真浩さん)

米津 真浩さん/Mr. Tadahiro Yonezu
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2015.02.3 ]

学校名:イモラ音楽院

ロームミュージックファンデーション奨学生の米津真浩です。
イモラ音楽院へ留学し、早くも一年が経とうとしています。

<イモラの街並み>

<イモラの街並み>

 

日本での演奏活動とイタリアでの留学生活という二重生活にもだいぶ慣れ、ようやく音楽へ没頭できる環境が整ってきました。

イタリアで学んだ事を日本で発表し、そこで披露した反省点をイタリアへ持ち帰るという生活が現在のスタンスです。

 

イタリアでの生活は、相変わらずの語学力の無さで、先生をはじめコミュニケーションをとるのに苦労はしているものの、僕にとってイタリア生活は日本よりもストレスフリーに感じています。

留学生でこのように感じるのは珍しいかもしれませんが、イタリア人の陽気で気さくな人柄とイタリアの下町イモラ(ボローニャ)の落ち着いた環境がとても合っているように感じています。(食事が美味しいというのも日本人留学生にとっては有難いです。)

日本にいてもイタリアに早く戻りたい・・・と思うこともしばしば。

 

<ボローニャの教会>

<ボローニャの教会>

 

イタリアでは、起床→練習→食事→シエスタ(昼休みで音出し不可)中に家事→練習→食事→就寝という至ってシンプルかつ平凡な生活をひたすら反復しています。(小さな楽しみは、食事の時間とスーパーで美味しい食材を見つけることです。)

日本にいると「あれしなきゃ!これしなきゃ!テレビみなきゃ・・笑」と様々な誘惑だったり仕事だったりに追われ、ストレス社会に生きている!と感じてしまいますが、イタリアではそれは皆無です。

ひたすら音楽の事、将来のことを考え、それに没頭できる僕にとって夢のような生活をしています。

信じ難い程厳しいマルガリウス先生のレッスンに行く前のみ激しい恐怖心と若干のストレスを感じますが(笑)レッスン終了後は毎回その音楽感の広大さと緻密さと新しい発見に脱帽され、感動の嵐です。

今まで学んできたことすべてを覆すような衝撃を毎回受けます。

 

現在は12月中旬に実施される進級試験に向けての準備をしています。

内容は90分のプログラムということでそこまで曲数は多くないのですが、現在僕が所属しているイモラ音楽院のシニアコースが廃止されることになり、進級試験自体がかなりの難易度になるらしいので無事パスできるよう必死に準備しています。

(今後イモラ音楽院受験をお考えの方は大分学校の態勢が変わってきていると思いますのでご注意ください。)

 

<先日、日本で行われた演奏会終演後の様子>

<先日、日本で行われた演奏会終演後の様子>

 

今後も引き続きイタリアでの修行生活と日本での演奏生活を楽しんで両立していきたいと思います。

2月には歌手でホリプロの俳優でもある田代万里生さんとショパンについての演奏会兼舞台という面白い試みにもチャレンジする予定です。

ロームミュージックファンデーションの皆様のお陰でこうしてクラシック音楽の本場ヨーロッパで学ぶことができ、その貴重な経験の中、吸収した音楽を日本の一人でも多くの皆様に聴いていただけるよう日本におけるクラシック音楽の普及に携わりたいです。

 

こうして学んでいる僕の大好きなクラシック音楽を、クラシックを聴いたことのない人にも興味を持っていただき、親しんでもらえるような文化を築くためにも、これからも伝統あるクラシック音楽を、伝統あるヨーロッパの地で吸収し、新しい形ででも触れてもらう機会をたくさん作っていきたいです。

これからも精進していきたいと思います。

素晴らしい機会をありがとうございます。

 

米津真浩

 


ショパンについての演奏会兼舞台…面白そうですね! ぜひクラシック音楽の素晴らしさを広げていってください。