奨学生レポート RMFレポート インタビュー

全ての経験に感謝!(田村響さん)

田村 響さん/Mr. Hibiki Tamura
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2015.01.13 ]

学校名:大阪音楽大学大学院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の田村響です。
つい先日大阪音楽大学大学院に通い始めたと思ったら、あっという間に1年半が経過し、あと半年もないうちに終わってしまうことに驚いています。

ヴァイオリンのマキシム・ヴェンゲーロフさんと共演させていただいた時の写真

<ヴァイオリンのマキシム・ヴェンゲーロフさんと共演させていただいた時の写真>

 

留学していたヨーロッパのオーストリア・ザルツブルクはとても住み心地のよい素敵な場所でしたが、今いる大阪も周りにいる人の温かさや、おいしい料理など、大変気に入って過ごしています。

 

2014年はソロ・リサイタルとオーケストラとの共演、そして室内楽にも積極的に取り組んでいます。

今まで何度か演奏してきた協奏曲に加えて、新たに3曲(プロコフィエフ3番、ブラームス2番、ショスタコーヴィチ2番)勉強させていただく機会をいただき、室内楽ではトリオ、カルテット、ヴァイオリン、チェロとの共演などが多数ありました。

守りに入らずに積極的に新しい曲に挑戦してレパートリーを開拓していく大切な時期なのだと感じています。

 

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<ベトナム・ハノイのオペラハウスでの演奏会の様子>

 

そしてコンクールの審査員や個人レッスンやマスタークラスなど、自分自身の今までの経験によるフィルターを通して伝え共有していく機会や、アウトリーチ活動としてヴァイオリンの兄と保育園で演奏する機会もいただきました。

10月末には私自身4枚目となるCD録音もさせていただきました。

 

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<CD録音後スタッフの皆様との一枚>

 

今までソロピアニストという「太い幹」をより大きく強くしていこうと意識してきましたが、他の楽器の方との共演により自分の思い描いていた音楽とは違う方向性の提案が飛び交い、審査員やレッスンを通して、育った環境や体格や能力などが違う人の音楽を聴いて感じ、どうしたらよい方向に行くか考えさせられ、保育園での演奏では、子供たちの純粋に音楽を聴く真っ直ぐな目を写真で見て、音楽を奏でることへの純粋な感謝と喜びを改めて実感しました。

一本の太い幹を大きく強くすると同時に、そうしたたくさんの「枝」を身につけ、さらに豊かに「葉」が実る時に、音楽家としてだけではなく、一人の人間として成長したと実感できる自分自身がいるのだろうと想像しています。

どのような経験にも意味があると捉え、またその全てが自分自身を成長させるために今必要とされていることなのだと受け止め、感謝して一生懸命向き合っていきたいと思っています。

 

 


様々な場所でのご活躍、嬉しい限りです。 ぜひこれからも枝を広げ、経験をもとにした「実」を多く日本の方々に届けてください。