奨学生レポート RMFレポート インタビュー

2年間を振り返って(入江一雄さん)

入江 一雄さん/Mr.Kazuo Irie
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2014.07.1 ]

学校名:チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の入江一雄です。

モスクワ音楽院への留学も、この夏で2年が経とうとしております。

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音楽やピアノと向き合う姿勢を考え直す必要を感じ一から勉強しはじめ、成果を実感出来ずもどかしい昨年度でしたが、今年度はコンサートやレッスンでのふとした瞬間にヒントを得ることが出来、自身の方向性を見出すことが出来ました。

モチベーションを常に一定にすることはなかなか出来ませんが、絶えず探究心を持つこと・アンテナを張ることの大事さを痛感しました。

 

エリソ・ヴィルサラーゼ先生の世界をどうしても知りたくモスクワにやってきましたが、長年かけて積み上げてこられた経験に裏打ちされた音楽観は実に広大で、先生のレッスン・コンサートでは毎回違う発見が多くあります。

しかしながら、先生が信条にしておられるイズムの「イ」の字が少し見えてきたところなので、今後も精進を絶やしません。

 

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トッパンホールの方からお誘いを頂き、4月に同ホールシリーズのランチタイムコンサートに出演させて頂きました。

30分のプログラムで留学の成果を…ということでしたので、ラフマニノフの「楽興の時」を選びました。

彼の楽曲は藝大在学時も好んで演奏していましたが、ロシアに来て初めて知ることも多く、また実技と並行して履修している伴奏法でラフマニノフの歌曲も勉強していたので、見識がより深くなったかもしれません。

変化の実感を得ることも出来、改めてラフマニノフを沢山弾いていきたいという気持ちになりました。

 

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夏にはフルートの竹山愛さんのコンサート等、室内楽で数度演奏会に出演致します。

オールラウンダーな竹山さんならではのプログラミングに、楽譜を受け取った時には少々面喰いましたが、彼女をはじめ身近な友人に公私共に尊敬する奏者が多く、室内楽が好きな私にとっては実に喜ばしいことであり、彼らとの共演が楽しみです。

 

2年間で色々な経験をしましたが、一生音楽・ピアノに携わっていくと決意しました。

9月以降もモスクワ音楽院に在籍し、実りある学生生活を過ごしたいと思います。

留学の道や私の成長に直結する機会を多く与えてくださり、また2年に渡り助成をして下さり誠にありがとうございました。

 

 


留学生活の中で様々な経験ができたようですね。そして一生音楽・ピアノに携わる決意をされたとのこと、大変な道のりではあろうと思いますが、ぜひ素晴らしい音楽を届けてください。これからの活躍を祈っています!