奨学生レポート RMFレポート インタビュー

ヨーロッパでの生活を振り返って(阿部礼奈さん)

阿部 礼奈さん/Ms.Reina Abe
(専攻楽器フルート/Flute)

[ 2014.06.24 ]

学校名:パリエコールノルマル音楽院

ロームミュージックファンデーション奨学生の阿部礼奈です。

2012年秋から始まった奨学生生活が、もうすぐ終わろうとしています。

3月の日本への一時帰国の際の木管五重奏の演奏会の際の1枚

<3月の日本への一時帰国の際の木管五重奏の演奏会の際の1枚>

ヨーロッパ生活は早6年、留学を決めて新しい地での生活は、苦労の連続ばかりでした。

ビザの取得から始まり、住宅の確保、学校の手続き、最初は本当に分からない事だらけでしたが、沢山の方の力をお借りして、一つずつ進めて言ったのを覚えています。
そして、語学。生活の基盤を作る為の語学はもちろんですが、それを終えた後は、先生やクラスメート、学校の仲間コミュニケーションを取る為にも語学はとても重要な事だなと思いました。

そのようにして他の国の人と交流する事は新たな文化の発見にも繋がり、色々と学ぶ事がありました。
生活に慣れてくると、改めてヨーロッパの素晴らしさを発見していく事ができました。
例えば、ヨーロッパには数え切れないほどある教会。歴史のある教会で、古楽器で奏でられるバロック音楽の演奏会を聴いたときの感動は今でも覚えています。

その後私自身も教会で室内楽のコンサートや、礼拝ミサでの演奏をさせて頂き、素晴らしい響きの中とても気持ちよく、また厳かな気持ちになったのを覚えています。

先日にはこの教会で、フルートトリオと日本からいらっしゃった僧侶の方々の唱える声明とのコラボレーションコンサートをやらせて頂きました。

ヨーロッパの教会に日本の仏教の祈りが響き、めったに出来ない経験となりました。

 

ドイツ、ブロンバッハ修道院での演奏会の際の1枚

<ドイツ、ブロンバッハ修道院での演奏会の際の1枚>

 

また、ヨーロッパでは音楽がとても身近なものであると感じます。

学校でのコンサートにも近所の方々、街の方々が訪れ、気軽に声をかけてくださります。

また、自宅でハウスコンサートを開く方も多く、その街の方々と音楽を通じて知り合う事が出来ます。

色々なコンサートも、とても安い価格のチケットで聴くことが出来ますので、ぜひ色々な地に足を運ぶ事をお勧めします。

 

バーゼルのコンサートホールでの演奏会前の1枚 (ホールで音だししています)

<バーゼルのコンサートホールでの演奏会前の1枚 (ホールで音だししています)>

 

留学は大変な面もありますが、それ以上に得る感動と喜びは勝るものがあると実感しています。

今後も沢山の方に演奏を聴いていただけるよう、日々常に勉強と思って頑張りたいと思っています。

日本でもコンサートを開催する予定となっており、奨学生生活中に受けたコンクールで1位を受賞したフルートデュオで、8月に日本での演奏会を予定しています。ぜひお越しいただけましたら幸いです。

 

最後にこの2年間にわたるロームミュージックファンデーションのご支援に、心から感謝申し上げます。どうも有難うございました。

 

 


2年間お疲れ様でした!留学生活は大変な分、多くのことを吸収できたようですね。阿部さんの演奏は8月29日(金)に予定されているスカラシップ コンサートVol.5で聞くことができますので、ぜひお越しください!