奨学生レポート RMFレポート インタビュー

マーラーを歌う(近藤圭さん)

近藤 圭さん/Mr.Kei Kondo
(専攻楽器バリトン/baritone)

[ 2014.06.17 ]

学校名:ハンブルク音楽院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の近藤圭です。

マーラー広場の様子

 <マーラー広場の様子>

僕の住むハンブルクの街の中心には、大きな州立歌劇場があります。ここでは、過去に、作曲家グスタフ・マーラーが音楽監督を務めていました。

そこで歌劇場のすぐそばには、このようにマーラーの名前がついた広場があります。
そんなマーラーにゆかりのあるハンブルク、そして近郊の街メルンの2カ所で、マーラー作曲“Lieder eines fahrenden Gesellen”を歌わせていただきました。

 

マーラー リハーサルの様子

<マーラーリハーサルの様子>

写真は、そのリハーサルの様子です。

オーケストラはハンブルク音楽院のオーケストラです。

日本語では、「さすらう若人の歌」と訳されることが多いのですが、“Gesellen”とは、親方(マイスター)になるために様々な所に行き、修行を積んでいる職人のことを指します。

まさに、僕のような様々な所で修行する歌手にも、気持ちが自然と重なってきます。

 

実は、3年前にも、この曲を歌ったのですが、その時とは、気持ちも自分の声も、全く変わったように思いました。
声というのは、生き物ですから、日によっても違いますし、年齢とともにも変わっていきます。その為、日々修行です。
気持ちの面に関しても、この歌を再び歌うことにより、3年前にわからなかったことが、たくさんわかるようになったと自分で感じることができました。これも、ローム ミュージック ファンデーションさんに、このドイツでの修行をご支援いただいているおかげです。

 

ティル・オイレンシュピーゲルの銅像の様子

<ティル・オイレンシュピーゲルの様子>

この上の写真は、このマーラーの演奏会をしたもう1つの街、メルンの様子です。

R・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という有名なオーケストラ作品がありますが、そのティルの銅像です。ティルは実際に実在した人物だそうです

さて、現在は9月に行われる、歌曲のコンサートに向けて準備中です。

ベートーベン、ブラームス、ヴォルフなどの、ドイツの作曲家の作品を歌います。
夏休みには、一時帰国し、東京でモーツアルトのレクイエム、そして京都で、ロームさんのコンサートで歌わせていただく予定です。

このハンブルクで学びえた成果を発揮できるように、頑張りたいと思います。

 

 


京都でのコンサート、楽しみにしています! 勉強の成果を多くの方に披露して下さい。