ミュンヘン−パリ−リヨン 充実した日々(上野星矢さん)
上野 星矢さん/Mr.Seiya Ueno
(専攻楽器フルート/Flute)
[ 2014.04.10 ]
学校名:ミュンヘン音楽大学大学院
ローム ミュージック ファンデーション奨学生の上野星矢です。
去年の9月からの事を報告させていただきます。
<P・マイゼン先生& A・リーバークネヒト先生>
今期前半は、どの月も大変充実していました。
まず毎月の様に、リヨン国立歌劇場の首席の代理として招待して頂いている事。
ペトルーシュカやダフニスとクロエ、ノルマなど、フルーティストにとって、オーケストラの中でしか演奏することの出来ない大作曲家達のレパートリーを、一流のオーケストラで演奏させて頂けることは、何にも代え難い喜びであり、とても良い経験になっています。
本年5月には同歌劇場のバレー団の公演を、コンサートマスターと私の二人で、バッハの無伴奏パルティータを交互に弾き伴奏するという、素晴らしい公演も控えています。
また6、7月にかけて行われる、リヨン国立歌劇場の日本ツアーにも、ファーストフルートとして招待いただけることになりました。
その他、ソロ活動としては、2nd CD リリース記念のリサイタルツアーや、ルーマニアでのリサイタル、ラフォルジュルネ オ ジャポンでのコンチェルトとリサイタル(2014 5月 予定)等、休む暇なく良い経験をさせて頂いています。
パリ国立音楽院時代の仲間と結成した木管五重奏団、Quintette Almaでの活動も、ハンブルグやミュンヘンで演奏会を開催し、好評をいただきました。
ミュンヘン音楽大学では、A・リーバークネヒト先生のレッスンの他に、室内楽の授業などを多く取るようにし、フルート科の教授のみならず、他楽器の教授からも沢山のアドヴァイスを頂いています。
トラヴェルソのレッスンも、ミュンヘンにいる時は毎週受けさせて頂いています。
音楽を勉強する事には申し分ないこの環境で、毎日ここで学生生活をさせて頂けることへの感謝、喜びを常に持って、残りの大学院生活を最大限、有意義なものにしたいと思います。
<Paris-Lyon移動中>