奨学生レポート RMFレポート インタビュー

親善大使(岸本萌乃加さん)

岸本 萌乃加さん/Ms.Honoka Kishimoto
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2014.04.3 ]

学校名:東京藝術大学

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の岸本 萌乃加です。
昨年11月、私はニュージーランドのクライストチャーチへ親善大使として訪問し、リサイタルをさせていただくという大変光栄な機会をいただきました。

大聖堂

クライストチャーチは2011年に大地震が起き、日本人も含めたくさんの方々が犠牲となった場所です。

その一ヶ月後、東日本大震災が起きたため、日本ではほとんど報道されなくなりましたが、ニュージーランドでも日本と同じように復興に向けて頑張っています。

 

リサイタルの様子①

 

親善大使という重役を任され、訪問するまでとても緊張していましたが、現地についてから、大自然に囲まれたとても素晴らしい国であることに感動しました。

今回は地震の際に倒壊してしまった大聖堂の後に、日本人の建築家によって設計され建てられた教会で、リサイタルをさせていただきました。

紙で作られた教会と聞いていたので、どんな音響なのかとても楽しみにしていました。

天井がとても高く、本当にきれいな教会でした。実際に演奏してみると、紙とは思えないほどに、音が遠くまで飛び、弾いていてとても気持ち良かったです。

 

リサイタルの様子②

 

ニュージーランド人のピアニストの方とも前日と当日だけで打ち合わせをし、本番2時間前に1度だけの合わせをしました。

1時間半のプログラムでは、ヴィルトゥオーゾピース、ソナタ、アリアなど、また東日本大震災の復興支援ソングとして作られた「花は咲く」も演奏させていただきました。
復興という同じ方向を向いている国同士、理解を深め、私は祈りをもって演奏することができ、現地の聴衆の方の中には涙を流しながら聴いて下さる方もいて、大変喜んで下さいました。

私はこの上ない幸せを感じ、音楽の力で現地の方の心を癒すことができ、そして少しでも復興のために、親善大使としての役目が果たせたのなら、音楽をやってきて本当に良かったなと思いました。

この貴重な経験を生かし、今後も何か復興のために力になれることがあれば、自分の音楽で人々の気持ちを幸せにすることができればと思います。

また支援してくださる方に感謝の気持ちを持ち続け、これからも精進していきたいと思います。

リサイタルのチラシ

 


親善大使という大切な役目、お疲れさまでした。岸本さんの音楽が日本とニュージーランドの絆を更に深めたのでしょうね。これからも人の心に届く音楽を届けていってください。