奨学生レポート RMFレポート インタビュー

30歳の考え(吉田友昭さん)

吉田 友昭さん/Mr.Tomoaki Yoshida
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2013.08.5 ]

学校名:ローマ国立サンタ・チェチーリア音楽院

ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生の吉田友昭です。
3月末にスペイン・バルセロナで行われたマリア・カナルス国際コンクールで第2位を得ました。

吉田友昭 写真1

 

 

20歳から始めたヨーロッパ留学生活も11年目。

音楽学生としてはほぼ最年長であるため、ここ数年は年下の学生達、特に23〜25歳以上から頻繁に相談を受けます。

かつて自らが思い描いた理想像と現実のギャップから、日常生活へ支障が出る程あせりや葛藤を感じるのがこの年代からなのでしょう。

 

「どうすれば良い演奏が出来るのですか」「どうしたらコンクールで成功できるのですか」このような問いに対する明確な答えは存在しません。

30歳の私はこう思う。という意見なら言えます。
「もう若くなく◯◯才だからこうやらないと・・」

「私には技術がないから音楽性で・・・」

「私は日本人だからこう・・」

 

という劣等感や固定観念から出た演奏に共感してくれる人は少ないという事です。

どんな逆境や修羅場においてもただひたすら自らの信じる音楽芸術の素晴らしさを表現する事、ステージに上がる前にこう決意出来ている事が音楽家として生きる必要条件の一つだと思います。
今後も奨学生として勉強させていただき多種多様な国や民族の価値観に揉まれる中で、私の考え方も変わっていくと思います。

 

吉田友昭 写真2 吉田友昭 写真3

 

 


様々な価値観を学んで音楽芸術の素晴らしさをぜひ多くの方へ伝えてください。今後の活躍を期待しています!