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Les Concerts de Midi(白石悠里子さん)

白石 悠里子さん/Ms.Yuriko Shiraishi
(専攻楽器音楽学/musicology)

[ 2013.08.2 ]

学校名:武蔵野音楽大学大学院、パリ・ソルボンヌ大学大学院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の白石 悠里子です。
私は昨年秋より武蔵野音楽大学大学院博士後期課程を休学して、パリ=ソルボンヌ(パリ第四)大学大学院修士課程で学んでいます。

 

ソルボンヌ講堂での演奏会の様子

 

留学当初は研究活動以前に言葉や生活習慣の違いへの戸惑いもありましたが、1学年度も終盤に入って徐々に自分の研究ペースを掴めてきたように感じています。

 

フォーレの肖像画と一緒に

 

私の研究対象は近代フランスの作曲家のフォーレで、特に彼の室内楽作品の分析や解釈をテーマとしています。

留学先としてソルボンヌを選んだ最大の理由は、フォーレの新全集(批判校訂版)の校訂者の一人であるジャン=ピエール・バルトリ先生に師事するためでした。

 

アナリーゼをご専門とされる先生のゼミや講義、そして個別の研究指導はとても興味深く刺激的で、これまで日本で行って来た自分の研究を一層深めるきっかけとなっています。次年度のゼミでは、楽譜校訂に関するトピックを扱って下さるとのことで今から非常に楽しみです。
さて、この記事を書かせて頂くに当たって、本年2月〜4月にかけて開催されたLes Concerts de Midi(レ・コンセール・ド・ミディ=正午コンサート)をご紹介したいと思います。

 

今年60周年を迎えたこの演奏会シリーズは、週に1度演奏家を招いて開催されるレクチャー形式のコンサートです。

毎回公演の最初に、バルトリ先生がプログラムの主旨や聴きどころを解説されます。私も門下生の一人として曲目解説や当日の準備に参加をしました。

これは普段の授業以外で先生や先輩方とコミュニケーションを持つ大変良い機会となりました。

 

コンセール・ド・ミディにて、バルトリ先生や先輩方と一緒に。

 

「研究活動」という言葉からは自分一人で行っていかなければならないようなイメージを思い浮かべがちなのかもしれません。

しかし決してそうではなく、やはり周囲との連携も大切にしながら進めていくものなのだと改めて感じた次第です。

今後も積極的に音楽を通して人の輪へと飛び込んで行けたらと思っています。

 

 


研究活動はたしかに一人で黙々と…というイメージが強いですね。音楽に限らずやはり色々な人と連携したり交流することはとても大事なので、これからも様々な人と出会い、学んでいってください。