奨学生レポート RMFレポート インタビュー

ウィーンで過ごした日々(瀧村依里さん)

瀧村 依里さん/Ms.Eri Takimura
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2013.07.24 ]

学校名ウィーン国立音楽大学

ロームミュージックファンデーション奨学生の瀧村依里です。いつもあたたかくご支援くださり、ありがとうございます。
長く厳しかった冬がやっと終わりを告げ、ウィーンにも初夏らしい陽射しが差し込む今日この頃です。

写真①ベルヴェデーレ宮殿

(写真①ベルヴェデーレ宮殿の様子。)

私は2011年秋から2年間の予定で、ウィーン国立音楽大学に通っています。

ソロでは名教師D.シュヴァルツベルク先生から多彩な表現方法を、室内楽ではヨーロッパのアンサンブル界を牽引するJ.マイスル先生から伝統に基づいたドイツ・オーストリア音楽を学び、また、多くの名指揮者が巣立った湯浅勇治先生の指揮クラスにも頻繁に通ってたくさんの貴重な教えを受けました。

 

写真②マイスル先生たちと

(写真②J.マイスル先生、A.クユムジャン先生とピアノトリオの仲間たち。楽友協会の楽屋にて。)

 

 

 

そして、楽友協会やコンチェルトハウス、大使公邸などウィーンの地で数多くの演奏の機会をいただけたことも、とても幸いなことでした。

 

konzerthaus7

(写真※コンチェルトハウスでの演奏の様子)

たくさんのお客様との交流がありましたが、中でもウィーンフィルのソロフルーティストであるW.アウアーさんから、近々ぜひ共演しようとのお言葉をいただいたことは、とても励みになっています。

 

写真③アウアーさんと

(写真③W.アウアーさん、ピアニストの香取由夏さんと、大使公邸にて。)

つい数年前まで、大好きな日本を離れるなんて考えもしなかった私。様々な活動を中断して留学することを思うと不安でいっぱいで、心配ばかりしていました。
でもある日ふと、いつの間にか自分の心が枯れかけてしまっていることに気が付いたとき、「今しかない!」と留学を決意。楽器ひとつ、スーツケースひとつで見知らぬ土地へ降り立つのはとても勇気のいることでしたが、皆様に助けられて今日まで大充実の日々を過ごすことができました。

支えてくださった方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

「あなたは素敵なヴァイオリニストね。心で感じたことを、ちゃんと音にすることができる。だから、自分が感じることにもっと責任を持ちなさい。」

 

そんな言葉を胸に、留学を終えて日本に帰っても益々精進いたします。

そして、育てていただいたご恩をすこしずつ社会に還元できればと願っています。

 

瀧村依里

 

 


海外への留学はいかにグローバル化が進む今日の世界でも勇気がいることだと思います。不安がいっぱいでも飛び込んでいった瀧村さんの行動は、後の自分自身のために大きな糧になるような経験になったでしょうね。これからも頑張ってください。