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学フェス日記その9~ドイツ&日本&フィナーレ~

RMFレポート

[ 2017.06.2 ]

5月27日から始まった京都・国際音楽学生フェスティバル2017(以下、学フェス)。

5日目を迎えた5月31日はドイツと日本の学生による室内楽、そしてフィナーレとして参加学生によるオーケストラと合唱が披露され、学生の熱演に盛大な拍手が送られ幕を閉じました。

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まずはベルリン芸術大学(ドイツ)の学生による弦楽四重奏の演奏でモーツァルト作曲の第17番「狩」を披露しました。

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続いて日本の代表として東京藝術大学の学生による木管五重奏の演奏で、イベール作曲「3つの小品」とビゼーの歌劇カルメンを木管五重奏に編曲した組曲を披露しました。

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そしてフィナーレでは参加学生によるオーケストラと合唱の演奏をパリ国立高等音楽院(フランス)の学生が指揮をし、今回参加している国の作曲家作品を演奏しました。

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チャイコフスキー作曲のくるみ割り人形より「ロシアの踊り」やドヴォルジャーク作曲の交響曲第9番「新世界」より第2楽章など聴きなじみのある演奏曲に加え、各学生がソリストとなってサラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」やヴェルディ作曲の歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」なども演奏し、その実力を披露しました。

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そして最後にはピアニストの学生も参加し、学フェスで定番となった「ふるさと」をアンコールで披露し、この夢の音楽祭は幕を閉じました。

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学生たちはこの2週間で経験したこと、そして育んだ友情を糧にこれから活かしていってくれることでしょう。

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今回は25回記念ということで、初の試みである「プレ フェスティバルコンサート」の開催なども行い、より皆様に音楽に親しんでいただける機会を設けました。

この学フェスを通じて少しでもクラシック音楽に興味を持っていただいたり、さらに好きになっていただけていれば幸いです。

 

学フェスにご来場された皆様、そしてこのブログにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

(撮影:佐々木卓男)