奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

音楽セミナー レッスン見学会①開催!

RMFレポート

[ 2014.02.19 ]

2014年2月18日に京都コンサートホールにて、ローム ミュージック ファンデーション音楽セミナー2013<指揮者クラス>レッスン見学会①を開催しました。

セミナー2014

このレッスン見学会は1年を通して行われる音楽セミナーを一般の皆様にも公開し、指揮者が音楽を作る過程をご覧いただくものです。

 

2月18日に行われたレッスン見学会①では前半に湯浅勇治先生によるピアノ2台をオーケストラに見立て、それを相手にした指揮実技のレッスン、後半では三ッ石潤司先生による歌手を加えたコレペティートアのレッスンを行いました。

 
湯浅先生のレッスンでは、受講生がピアノ相手に一生懸命指揮を行いますが、指揮の仕方で「そこで音を壊さないで!」、「何となく流さないで!」等、的確な指摘のもとレッスンが進みます。
受講生が上手く指揮出来ない箇所を、湯浅先生が指揮をするとキレイに音楽が流れ、受講生はそのノウハウを会得しようと必死でした。

 

218_0374

 

また、J.シュトラウスⅡ世の「ラデツキー行進曲」を演奏する中でお客様に拍手で参加してもらい、それを指揮するという試みも行われ、会場も一体となって受講生のレッスンを行いました。

 

218_0353

 

三ッ石先生のレッスンでは、関西二期会の歌手の方々にもご参加いただき、プッチーニの「蝶々夫人」をテーマにレッスンを行いました。

オペラの練習する際にオーケストラのパートをピアノで演奏し、他の歌手のパートを歌うことで歌手を指導するコレペティートアという役割があり、これには楽譜を読む力が必要となります。

これは指揮者としてとても大事な要素であり、コレペティートアを通じて指揮者に必要な力を付けるレッスンです。

 

218_0464 218_0505

 

オペラのストーリーを理解し、登場人物の心情を読み解く力に加え、演奏の上で歌手の方へのタイミングの出し方等、多くのことが必要となり、受講生は苦戦しながらも必死に勉強をしていました。

 

そして次回、レッスン見学会②は2月21日(金)に京都コンサートホールで行われます。
こちらはプロのオーケストラを相手に指揮を練習する珍しいレッスンです。
こちらの様子もまたブログでご報告しますので、ご期待ください!

(写真撮影:佐々木卓男)