フェスティバル日記その7@フェスティバル4日目
RMFレポート
[ 2013.05.29 ]
5月28日にフェスティバル4日目が開催されました。
5月28日のフェスティバルは、
①アメリカ:ジュリアード音楽院(ピアノ)
②ポーランド:ショパン音楽大学(ピアノ)
③合奏:アメリカ、ポーランド、イタリア、日本
という、ピアノ中心の内容でした。
アメリカのステージではメンデルスゾーン、バーンスタイン、ショパン、リストと様々な曲を演奏。
ピアノのザッカリー・ヒューズさんはその様々な曲を弾き分け、最後の「ラ・カンパネラ」を弾き切った瞬間、会場は大きな拍手で包まれました。
ポーランドのステージではショパンの曲に加え、学生作曲家に委嘱した作品を演奏しました。
ピアノのミーシャ・コズヲーフスキさんはポーランドの偉大な作曲家、ショパンの曲目を雰囲気たっぷりに演奏しました。
また、今回残念ながら来日することができなかった学生作曲家、イグナツィ・ザレフスキさんの手紙を「ピアノのためのマズルカ第2番」の演奏前にミーシャさんが代読し、演奏に入りました。
そして、アメリカ、ポーランド、イタリア、日本の学生が参加するアンサンブルの演奏。
コープランドの「エル・サロン・メヒコ」をザッカリーさんと京都市立芸術大学の山川達史さんの2台ピアノで演奏し、ルトスワフスキの「パガニーニの主題による変奏曲」をミーシャさんとミラノ・ヴェルディ音楽院のムリエル・グリフォさんがこちらも2台ピアノで演奏しました。
そして最後に今日の出演者4人で2台ピアノ、8手連弾でビゼーの「カルメンの主題による幻想曲」を演奏。なかなか聴く事が出来ない2台ピアノ、8手連弾の迫力に大きな歓声があがりました。
ついに5月25日から始まったこのフェスティバルも今日で終わりです。最終日にはイタリアと日本の学生の演奏に加え、フィナーレでオーケストラと合唱の演奏があります。最後まで学生たちは一生懸命演奏しますので、暖かく見守っていただければ幸いです。
下の写真は終演後の出演学生。
(文章:ローム ミュージック ファンデーション / 写真撮影:佐々木 卓男)