フェスティバル日記その5@フェスティバル2日目
RMFレポート
[ 2013.05.27 ]
5月26日にフェスティバル2日目が開催されました。
5月26日のフェスティバルは、
①チェコ:プラハ国立芸術アカデミー(ヴィオラ、ピアノ)
②ドイツ:ベルリン芸術大学(チェロ)
③合奏:チェコ、ドイツ、イタリア、日本
という、弦楽器中心の内容。
チェコのステージではなかなか聴く機会が少ないヴィオラのソロ。
アグレッシブな演奏をヴィオラのトマーシュ・クレイビフさんとピアノのルツィエ・ヴァルチョヴァーさんが聴かせてくれました。
ドイツのステージはチェロの独奏。
今回海外参加学生の中で最年少のナージャ・ライヒさん。彼女の演奏が会場全体を響かせ、お客様を魅了しました。
そして、チェコ、ドイツ、イタリア、日本の4カ国の学生が参加するアンサンブルの演奏。
このアンサンブルにはイタリアのヴァイオリン、マルチェッロ・ミラモンティさんと東京音楽大学のヴィオラ、桜井すみれさん、相愛大学のコントラバス、中森太樹さんが参加してメンデルスゾーンの作品を演奏しました。
メンデルスゾーンが10代の頃に作曲した「ピアノ六重奏曲 ニ長調作品110」は、ヴァイオリン、ヴィオラ×2、チェロ、コントラバス、ピアノで編成されており、ヴィオラが2台という珍しい作品です。この編成が活かされた暖かい音が奏でられました。
ついにフェスティバル2日目が終了し、残るは後3日です。これからも学生たちの熱い演奏が繰り広げられますので、ぜひお楽しみに。
下の写真は終演後の出演学生への参加証授与の時の様子。
(文章:ローム ミュージック ファンデーション / 写真撮影:佐々木 卓男)