RMFレポート インタビュー

樫本大進さんにインタビューしてきました!

インタビュー

[ 2013.07.31 ]

2013年6月8日に神戸文化ホール中ホールにて『ユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツ合奏団with樫本大進』が開催されました。
ローム ミュージック ファンデーションの奨学生だった樫本大進さんに、終演後にお話を伺ってきました!

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写真提供:静岡音楽館AOI、撮影:日置真光

 

<樫本大進さんのプロフィール>

 

19(c)中島正之

 

フリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクールでの1位(1996年)など、5つの権威ある国際コンクールで優勝。

マゼール、小澤征爾、ヤンソンスなどの著名指揮者のもと、数々のオーケストラと共演。

室内楽では、チョン・ミョンフン、堤剛、パユらと共演を重ね、2007年より、赤穂市・姫路市で室内楽の国際音楽祭「ル・ポン(Le Pont)」を主宰。

2010年、ベルリン・フィル第1コンサートマスターに就任。ソリスト活動と両立し、現在に至る。
使用楽器は1674年製アンドレア・グヮルネリ。

 

 

 

 

 

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Q:今回のコンサートはいかがでしたか?

 

今回は決して長いツアーではなかったのですが、団員の皆さんと最後まで盛り上がって楽しく演奏できたかなと思います。
特に本日(ツアー最終日)の兵庫県は母の故郷でもあり、アットホームな雰囲気で気持ち良くツアーを締めくくることができました。

 

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Q:奨学生時代はドイツにいらっしゃいましたが、どのような場所でしたか?

《樫本さんへの奨学金給付は1992年9月~1994年8月の2年間、当時13歳の中学生。給付期間中はリューベック音楽院に在学。》

 

ドイツの普通の学校に通いながら、リューベック音楽院に行っていたので、
午前中は普通の男の子で居られて、午後からは音楽院の大人に交じって音楽をするという不思議な感覚の生活でした。リューベックはこじんまりしていて、すごく綺麗な町ですし、勉強をするには1番と言っていいほどのとても良い環境でした。

 

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Q:リューベックにいらっしゃるまでは英語圏で生活されていたようですが、ドイツではどうされていましたか?

 

音楽院は英語でほとんどの会話ができましたが、普通の学校ではほぼドイツ語でしたので、
はじめはやはり困りました。でも、3、4ヶ月もすれば子供ですので、すぐに友達と話しができるようになっていましたね。子供の頃に行っていてよかったと思います。

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Q:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターになられて4年弱が経ちますが、変化はありましたか?

 

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オーケストラに入る前と比べて、常に良い意味でも悪い意味でも「ベルリンフィル」のブランド名が付いてくることは意識にあります。
ソロでも室内楽でも毎回演奏する時に、≪この人がベルリンフィルのコンサートマスターなんだ≫と思って聞いて下さっている。
僕だってそういう人の演奏を聴く時は意識しますから、もちろんそうだと思います。
だから、そうして聞いて下さっている方に、≪この程度でベルリンフィルのコンマスになれるのか≫と思われないようにしなければというプレッシャー、良い意味でモチベーションは常に感じています。これは今までと違うところですね。

 

 

 

 

 

 

 

Q:これまでにローム ミュージック ファンデーションは382名の方を奨学生として支援してきました。現在の奨学生、またこれから音楽家の道を歩もうとする若い音楽家へ一言をお願いします。

 
クラシック音楽を勉強する上で、その音楽が生まれた場所に行ってみることはとても大事だと思います。
ロシアやドイツ、イタリアなど、曲の作者が生きていた場所で、その空気を吸って、自然を見て、自然の音(川が流れや教会の鐘の音など)を聞いて、昔から変わらないものを自分の肌で感じて、少しでもそういうものに触れた方が自分のものになり、絶対に良いと思います。

 
コンサートマスターとしての活動や日本で音楽祭の音楽監督をされたりと多岐にわたる活動をされている樫本さん。これからの活躍も楽しみです。

 

<今後の予定>
・『ル・ポン2013』 赤穂・姫路国際音楽祭 音楽監督:樫本大進
10月4日(金)~10月12日(土) 計7公演 赤穂城跡特設会場、姫路パルナソスホール他
※問合せ:ル・ポン2013事務局(赤穂市企画広報課) 0791-43-6867

 

・サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 日本公演 ※全公演完売
樫本大進(ヴァイオリン独奏:プロコフィエフ「 ヴァイオリン協奏曲第1番」)
11月14日~11月20日(水) 計4公演 東京、名古屋、大阪、川崎

 

・ベルリン・フィル八重奏団 日本公演2014
1月23 日(木)~2月2日(日) 計10公演 東京、宮崎、兵庫、新潟、京都、仙台他
問合せ:ジャパン・アーツぴあコールセンター 03-5774-3040

 

 

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